142、新年度の新中1・新中2コースについて

現時点での考え方を。


中1,中2生のコースは,週3日。

そのうち1日は文系(英語中心)の授業 + 自学

1日は理系(数学中心)の授業 + 自学

残りの1日は文系,理系の反復演習+小テスト中心の日で

文系・理系の授業で新しく学んだことの類題演習に時間を割きます。


文系と理系の授業は中学校の内容の先取りが中心のため

ややスピードは速いですが

(とはいっても少なくとも学校の成績でALL3以上の子であれば

十分ついてくることができる程度の説明の丁寧さとスピードを心掛けています。)

ひとりひとりの弱点を見つけて,その部分をもう一度教え直したり

反復したりする演習の日を週に1日設けることで

無理なく,学習内容を定着させていくことができます。

(この1日が苦手をそのままにして前に進めないための「防波堤」の役割)

また,英単語,連語や理社用語などの暗記系のテストも

この日に実施します。

塾に通っているのに結果が出ていない原因は

おぼえるべきことをおぼえきれていない

演習量(問題を解く時間)不足

この2つに尽きると考えています。

これらを防ぐことについても重きを置いています。


自学は,中1・中2生は

中学校の教科書準拠のワーク(教材は塾で準備)を

解き進めていくことが中心です。

(中学校内容の予・復習の習慣をここで作ります。)

2022年度,塾自学は中1,中2生は定期テスト前期間のみでしたが

定期テスト前ではない平常の時期も,毎週塾時間の時間を設けます。

塾では,ただ授業を受けるだけでなく

塾での自学時間を設けることで

徐々に自走,自考できる状態にしていくことを目指します。

結局は,成績を「上げること」ができる生徒にしていくには

ここが最も肝心だと考えています。

手厚く面倒を見てもらう,お膳立てしてもらう

このことで,短期的な結果は出すことができます。

(この短期的な結果というのは,

「高校受験での志望校合格」も場合によっては入ると思います。)

私自身も,そういう手段を使うことは結構ありますし

成功体験は長期的に結果を出していくうえでの

「きっかけ」になることもあるというのは

全く否定しません。

しかし,やはり自学・自走・自考できるようにすること

「依存心」を捨てること

その子自身の力を最も高めようとするならば

一見,遠回りに見えますが一番の近道であると確信しています。

その力は一生モノになりますし,大学受験を視野に入れると特に・・・

だから,教える,面倒を見る,お膳立てをする…このような時間以外に

必ず「自分でやる」時間を塾で確保します。


話を少し戻しますが

普段のWisdomの授業は中学校で習うことの先取りが中心です。

第1段階の目標は「中学校の授業が簡単と思える」状態をつくることです。

その結果として「テスト前には出題範囲の内容を自学できる」状態を。

一旦,このような状態をつくることができると

定期テストでずっと結果が出しやすくなります。

定期テストも受験も

「先行逃げ切り」スタイルの子が圧倒的優位に立つことができる。

定期テストの直前の段階では

その子自身が対策授業のようなものをほとんど必要とすることなく

自学で,定期テストでの高得点をとることができる状態にすることが

とても重要だと考えています。

最初からは難しい子もいると思うので,ある程度その子に合わせながら徐々にですが。


とはいっても,なかなか定期テストでも

家庭で長時間自学し続けるというのは

多くの中学生にとってハードルが高いと思います。

Wisdomでは,定期テストの約2週間前から

普段の通塾曜日は関係なく

毎日の塾自学を基本とし(全中学生が自学できる座席数を確保)

勉強のリズムをつくっています。

勉強している「つもり」,覚えている「つもり」

解けるようになった「つもり」を防ぐために

(もしそうなっていた場合でも軌道修正を行うために)

この期間は,自学以外に

定期テスト範囲のチェックテストを日々塾では実施しています。

おぼえること,理解すること,解けるようにすること,定着させることを

意識して自学できるように塾側からはサポートしていきます。

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