294、密かに思っていること。

高校受験でどこに合格するかよりも,大事だと考えていること。


高校の勉強って,中学のときよりも相当難しくなるうえに

信じられないぐらいスピードが速くなる。

どこの高校に進学したとしても

そこで沈まないためにどうすればいいのか?

いろいろあるけれど,3つ挙げてみる!


1つ目,

長時間の自学に中学生のうちから慣れておくこと,

少なくとも5~6時間ぐらいは当たり前にしておくこと(勉強体力をつける),

そして,当たり前だけれど最も大切なのは

学習習慣を高校生になってからも継続すること(これがひょっとすると一番難しい?)。

高3で大学受験が近くなってから頑張るというのは遅すぎるからね。


2つ目,

中学生のうちに,自学・自走・自考を積み重ねること。

「面倒見」にべったり頼らない高校受験をすることが重要。

高校生になると

一気に学習内容のレベルが上がる,かつ科目が増えるので

「塾・予備校」「大人」の面倒見に頼る姿勢では対応できなくなる。

これは高校受験との大きな違いである。

「面倒見のよい高校を選びたい」を仰る方も

中にはいらっしゃるけれど,その考えに対しては僕は否定的。

大切なのは「依存心」を無くすことだ。


3つ目,

英数国について,都立共通問題のレベルより高い学力を身につけておくこと。

高校入学後の勉強の難しさのギャップ,

3年後に共に戦わなければならない中高一貫組とのギャップを

可能な限り減らすこと。

暗記体力をつけることももちろん重要だが

覚えることに頼るだけではなく

本当に「分かった」「理解した」を積み重ねることも重要。


まあ,この3つは,そのままWisdomの中学生コース,

自学メインの高校部で大事にしていることだ。


特に3つ目に注目すると

「都立自校作成校を目指し,ハイレベルな英数国に対応できる勉強をする」

または

「都立中堅校を目指しつつ,私立の上位難関校も志望校にし(一般受験でね),

そのレベルの英数国の問題に対応できる勉強をする+私立の併願優遇」

というのが

最も「コスパ」が良いのではないかと考えている。

高校受験を楽に乗り切ろうとか

まずは高校合格を,みたいに高校受験をゴールに考えようとか

そういう話ではなく

高校入学後までちゃんと見据えるとって意味でね。


「都立中堅」or「一般受験した私立」

3つのうち,最終的にどこに進学するかはそれほど重要ではない気もする。

ここでの都立中堅校っていうのは,石神井とか井草とか豊多摩ぐらいまでの感じ。

「都立共通問題校受験+私立併願優遇」オンリーのプランは

とりあえず合格を!という視点では確かに楽であり

そういう意味での「コスパ」はいいのだけれど

都立共通のレベルの問題に

自分の感覚を完全にチューニングした状態で高校に入るのと

(参考…この記事の国語と英語の得点分布)

もう一段レベルを上げた状態で入学するのではやはり差が出る。


さて,密かに思っていることっていうのは

都立中堅校に高い学力を持ち,上位で合格して

ちゃんと入学後もトップをキープするっていうのも

相当良いルートなのではないかということです。

このブログでもずっと繰り返しているように

もちろん目標は高く持って勉強したほうがよいけれど

必ずしも何が何でも難関校!と考えることもないかもしれません。

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