164、勉強の「主産物」

新中3生の数学は関数に。

ずーっと図形やら計算やらを中心にやってきたので

関数をちゃんと授業で扱うのは久しぶりだ。

中2のときに関数がなかなか解き進まなかった子も

新しい中3範囲の関数の単元の問題をすらすら解いている。

半年前と同じ人ですか??というぐらいね。

しかも,今解いている問題のほうが中2のときのものより

当然難しいわけだし,不思議だよねー🤔


いや!実は不思議だとは思わない😎


なぜかというと,この半年間の,

その子の理解力・思考力・処理力の成長を間近で見てきているからね。

もちろんそれはその子自身の行動,努力に

裏打ちされたものである。


学年が上がった分,難しい内容になったら

当然,以前よりも理解するのが大変になるのが普通…と思いきや,

そうではない。

ただ,ひとつひとつの単元をマスターしていくことだけが勉強ではないのだ。

そこに付随して,理解力や思考力も上がっていく。

むしろ,そちらの方が勉強の「主産物」であるべきで,

単元を習得していくことのほうが「副産物」と捉えるべきなのかもしれない。

この主産物は,たやすく得られるものではない。

時間をかけて,しっかり考えて取り組んでくることなしに

これらの力を上げていくことはできない。


時間をかけてじっくり考えて…一見遠回りのような気もするのだが

勉強で遠回りに見えることは大体,近道であって

近道に見えるものは遠回りであることが多いよね!

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