203、「合格」からの逆算だけでなく
3月にWisdom高校部をスタートさせ
結構長く大学受験に関わっていた僕も
少しのスパンを経て,大学受験にまた関わるようになった。
そこであらためて感じるのは
都立高校の共通作成問題の
英語・数学・国語の「とてつもない簡単さ」は
高校で勉強する内容,大学受験に向けて勉強する内容とは
相当大きなギャップがあるということ。
上位層を意識して作成された自校作成校の英語・数学・国語を
(あるいは私立難関校の問題を)
解けるように勉強してきた子と
共通作成問題で高得点をとれるように勉強してきた子では
高校入学段階で,相当大きなギャップが生まれることは避けられず
それは,高校入試での合格・不合格とは
比べられないぐらい重要な(深刻な)問題だと考えている。
この点において最も注意しなければならないのは
武蔵野北など,都立共通問題校の上位校を大学受験も視野に入れて
「第1志望として」目指している子たち。
(Wisdomの塾生の中では最も割合として多い。)
もちろん合格を目指して指導はしていくのだが
大学受験から逆算すると,高校入学段階で,共通問題校に入学するとしても
自校作成校に向けて勉強してきた子に負けない状態まで指導していくことが
必要であると考えている。
高校入試の合格不合格をゴールと捉えるのではなく。
都立共通問題を受けるにしても,英数国は「軽々と」8割・9割とれなければ
そもそも高校での勉強についていけなくなる可能性は高いと思う。
高校の「合格」だけではなく,大学受験や,高校「入学」から逆算して
指導していく必要性をあらためて強く感じている。
そのためには,当然のことだが
高校入試を「逆転合格」狙いでの短期決戦と捉えていると,とても無理であり
長期的に,層を積み重ねていくような勉強を継続することが前提となってくる。
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