210、高校受験と大学受験 どう捉えるべきか

高校受験と大学受験を比べたときに

英語と数学でとるべき捉え方は変わってくる。

もちろん

英語も数学も,中学で習う内容だったり,

高校受験で出題される内容の延長線上に

高校で習う内容や大学受験で必要なことはあるわけだけれど

少し度合いが異なる。


英語については

高校受験も大学受験も,当然レベルの差はあるけれど

完全に「同じ世界」にあると言ってよいだろう。

最難関高校の英語の入試問題は

大学入試でいうざっくり日東駒専ぐらいの水準。

高校で新たに学ぶ文法項目もそれほど多くはないので

高校受験と大学受験の大きな差は「語彙レベル」によるところが大きい。

中学で英文法をしっかり固めることができた子は

英単語の力を大学受験レベルに引き上げていくことが最も重要。

これがWisdomの高校部,英単語テストは全員必須にしている理由。

大学受験の英語の「独自の要素」というのはかなり少ないと考えてよい。


それに対して数学,

高校内容が中学数学の延長線上にあると考えることもできるのだけれど

大学受験の「独自の要素」は非常に多く

高校受験と大学受験の数学は「異なる世界」にあると言える。


高1で習う「数学Ⅰ」に限って言えば

中学数学と内容が被っていたり

ほとんどが延長線上にあったりするものだと考えているので

中学数学の得意・不得意が

高校内容についていけるかどうかに,大きく関わる。


ただ,それ以外の数学の科目(「数学A」や「数学Ⅱ」や「数学B」)については

高校数学の独自色が強くなってくる。


たとえば,同じく高1で習う「数学A」については

中学数学が得意だったとしても,難しい!と言う高校生も多いけれど

それは,「数学A」自体が結構手ごわい内容というのもあるし

中学数学とは異なる要素が多いからというのも大きいだろう。


まとめるとー

高校入試の英語は,大学受験までの道のりの途中で「同じ世界」

高校受験の数学は,大学受験までの道のりとは少し離れた「別の世界」

そう捉えてみると

もしかすると少し見通しが変わってくるかもしれませんね。

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