345、都立共通作成校入試の欠点。

高校に合格するかどうかっていう話ではなく

その入学後に

高校内容の勉強にちゃんとついていくとか

大学受験をちゃんとするとか

そういう観点からだと

都立共通作成校の入試問題は

大きな欠点がある。


それは

軽すぎる

っていうことだ。英語と数学と国語の難しさの話ね。


都教委が出している資料を見ると

今年度の都立共通問題

国語の得点分布のピーク 90点~94点・・・!😮

英語の得点分布のピーク 84点~87点・・・!😮

数学の得点分布のピーク 60点~64点・・・!


数学は得点差が比較的あったのだろうけれど

国語と英語は,おそらくある程度以上の高校では

高得点の子が集中し

あまり得点差が無かったんだろうなと思う。

まあとにかく英・国は問題が簡単過ぎる・・・

(と思えるようにしなければならない)。


そうなると

”受かる”という点では

「内申点」と「理社」の勝負になってくるのだろうが・・・

うーむ。


「内申点」と「理社」がとても重要であることは当然としつつも

やはり

高校合格後のことを考えれば

英語・数学・国語をどれだけ高校受験を「手段」として

できるだけ高いレベルにできるかっていうことが

重要だと思うんだよね。


都立共通問題で高得点をとることを目標に勉強する

とか

入試まで都立共通問題のレベルの問題をひたすら繰り返す

とかっていうのは

もちろん合格するっていう観点では間違っていないのだろうが

大学受験には

ほとんど って言っていい気がするけど

つながっていかないと強く思っている。


「理社」と「内申点」は重要であるという前提のうえで

「理社」と「内申点」頼みで

高校受験をするっていうのは

その後のことを考えると結構まずい気がする。

自分の英・数・国の弱い部分を理社・内申でカバーしていくっていうのは

合格しようとするうえでは間違っていないのかもしれないけどね。

仕組み上そうなっているけれど

その仕組みに甘えて高校受験を乗り切ってしまうと

英数国の難問と当たり前に戦ってきた子と

大学受験で勝負にならなくなってしまうんだよ。


さて

一番理想的かもしれないのは

都立共通問題の高校,たとえば武蔵野北や井草や石神井を受ける子は

2月の都立入試本番までに仕上げるとか

もちろんそんなことではなく

超先取り,早回しで

少なくとも英数国の共通問題については

夏の終わりの段階で

明日入試が来ても大丈夫✊っていう状態にする。

別にここまでは現実的だとは思うんだよね。

そのうえで秋以降は,内申をちゃんと確保しつつ

高校内容の英語・数学の予習をガンガン進め

その結果

入学後に高校内でのトップをキープするっていうルート”も”

最近,かなり「あり」だと僕は思い始めている。

きっと今年のWisdom中3生たちにはあまり関係ない話だけれど

もしかしたら,今のWisdom中1生・中2生は

そういうルートが最適な子たちもいる気がするんだよね。


少なくとも

英語については

都立共通問題を受ける子についても

都立共通問題を解くうえでは「過剰」と言えるぐらい

遠慮せずに

中学卒業までに

可能な限り高いレベルまで!っていうのがWisdomの指導スタンスだ。

たとえば

共通問題の高校の志望者であっても

難関私立高校や都立自校作成の入試長文も

ちゃんと読めるレベルまでっていうことが

大事だと思う。

もちろん教科のバランスは大切だから

他の教科もちゃんとやるっていう前提ね。


高校受験において

どこの高校に合格するかではなく

どのレベルを目指して勉強したかによって

高校入学後に

間違いなく差がつくんだよ。

当然だよね。


繰り返しになるけれど

都立共通問題でちゃんと得点できるっていうことを目指しても

それだけでは

ほとんどその後の大学受験にはつながらない

って断言しますね。

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