347、どこの高校に合格するかではなく,どのレベルを目指していくか。
2本前の記事で
今年の都立共通問題の得点分布について書いたけれど
一旦その振り返りね。
共通作成問題ね。武蔵野北とか,井草とか,石神井とか
その他多くの学校が入学者の選抜に使っている問題。
国語の得点分布のピークは90点~94点・・・!高い。
英語の得点分布のピークは84点~87点・・・!高い。
数学の得点分布のピークは60点~64点・・・!ちょい苦戦?
国語と英語は,
武蔵野北とか井草はもちろんだが
ある程度以上の高校では
高得点の子が団子状態だったのではないかと思う。
つまり,国語と英語の共通問題は
めっちゃ楽勝♪って思えるようにしておかなければならないし
受かるかどうかっていう視点だけではなく
ちゃんと大学受験をするっていうことを考えれば
都立共通レベルの英語・国語よりも
遥かに高いレベルに持っていっておかないと
話にならないっていう視点も重要だと思う。
Wisdomが目指すのはそこなんだけどね!
そういう意味で
ちゃんと大学受験をするっていうのを
視野に入れた人の高校受験は
どこの高校に合格するかではなく
どのレベルを目指して勉強していくか
だと思うんだよね。
たまたま手元に資料があった
自校作成校の都立新宿高校の今年の入試の得点分布も
ここに書いておくね。
国語の得点分布のピーク 60~64点・・・!
英語の得点分布のピーク 60~64点・・・!
数学の得点分布のピーク 45~49点・・・!
共通問題に比べてだいぶ低いんだ。
しかも,受験者の母集団が
新宿高校だから当然高いわけだ。
つまり,やっぱり自校作成校は問題が難しいっていうことね。
中長期的に見れば
たとえば新宿高校に受かるか受からないかというより
新宿高校の入試問題が解けることを目指し
そこに向けて
勉強してきたかどうか
そんなところの差が大きくなると思っている。
ここではたまたま新宿高校を例に挙げたから
新宿高校の話をすれば
現役で70%以上の生徒が,国立やMARCH以上に進学。
残りの生徒も
MARCH以上の合格をもらったうえで浪人する人の多い高校だ。
自校作成の生徒が大学受験でまあまあ強い理由って
もちろん学力が高いっていうことなのだろうけれど
そのベースは
やはり自校作成問題が解けるっていうことを目標にして
勉強してきたっていう部分がかなり大きいのだろう。
その結果,新宿高校に合格できたかどうかって
問題じゃない気がしている。
そこそこの難問に
高校受験を通して
ちゃんとチャレンジする経験をしてきたかどうかっていうのも
それまで難問をゴリゴリ解いてきて
ガンガン先取りを進めてきた
中学受験組と
互角に戦ううえでは重要な要素に間違いない。
だからこそ重要なのは
どこの高校に合格するかではなく
どのレベルを目指して勉強していくか
だと思うんだよね。
それ次第で,その後が変わるよ。
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