1174、【英単語】中級者への道。①
ある程度,
英検準2級レベルぐらいまでの単語はマスターした前提だけど・・・!
そもそも
英単語って”ざっくり”
① 本来の古い英語(ゲルマン語由来)
② フランス語由来
③ ラテン語由来
の3つに分けることができる。
(これを「三層構造」と呼ぶこともある。)
まあもっとアバウトに分ければ
本来語と外来語っていう感じ。
そして意外にも,単語帳に載っているような
僕らが覚えなければならない英単語って
実は
外来語の②と③が大半を占めていたりする・・・!
ところで
単語を覚えていくのを進めていくとき
あれ?fearを「恐怖」と覚えたのに
なんでまた,
terror「恐怖」みたいな
同じ意味の単語が出てくるの?😭😰😱😨😷
って思ったことないですか?
進めば進むほどそういうものだらけだよね。
なぜ2つ存在しているかというと
fearは本来の古い英語由来,terrorはラテン語由来なんです。
(ちなみに,タワーオブ”テラー”とか
”テロ”リストとかもこの語から来ている。もう覚えましたね?)
日本語で言えば,
大和言葉の「おそれ(恐れ)」と
漢語の「恐怖」みたいな違い
っていったら
分かりやすいかな?
日本語でも,似た意味を表す語で,語感の異なる語が複数存在している。
英語でも,もちろんそういったものはある。
大まかにイメージを掴んでもらうためにいくつか挙げてみると
本来語 / 外来語(ラテン語由来が多い)
child / infant(子ども / 幼児)
hide / conceal(隠す)
begin / commence(始まる)
say / state(言う)
fire / flame(火 / 炎)
deep / profound(深い)
luck / fortune(運)
holy / sacred(神聖な)
answer / respond(答える)
happen / occur(起こる)
rise / ascend(上がる)
build / construct(建設する)
work / labor(仕事 / 労働)
love / affection(愛 / 感情)
buy / purchase(買う)
man / male(男性)
woman / female(女性)
have / possess(所有する)
drink / beverage(飲み物)
standard / criterion(基準)
cloth / fabric(布)
みたいな感じです。
(※由来は諸説あることもあります。)
左の本来語は比較的馴染みのある
中学で習うような単語が多くて
(左側の単語で怪しいものがたくさんある人はまずはそこから!)
右の外来語は知らない人がちょっと増えてくる高校単語が増えてくるよね。
右は人によっては見慣れないものが多いかもしれないけれど
ちょっとオシャレな感じ(主観)の単語が多いような・・・
さて
英単語を増やしていくっていう観点について
中級者の道は
右側のフランス語やラテン語などの由来の単語を
いかにマスターしていくかだ。
ポイントは
上に挙げたように
必ず「セット」で捉えること。
そうすると,かなり頭の中で整理されて覚えやすくなるはず。
単語帳だと
類義語とか対義語が書いてあるものがほとんどだけれど
そういう記載にはできれば注目していきたい。
そしてもう一つ,
大雑把に言えば
左側よりも右側のほうが
フォーマルな,つまり正式な場面や公式な場で
使われることが多いっていうことも知っておくと
より単語へのイメージを深めながら覚えていけるかもしれないですね。
ハンカチや,ふきんを指すときにはclothが使われることが多くて
シャツの素材,カーテンの生地を指すときにはfabricが多い・・・みたいな!
全ての単語で,ではないけれど
ある程度
1つの意味に対して,複数の英単語が思い浮かぶようになったら
中級者にレベルアップしたと言ってもいいんじゃないかな!
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